2007年9月20日 (木)

名古屋をどり放映日

10日間に渡りました「名古屋をどり」公演も、無事に閉幕いたしました。
60周年記念ということも相まって、より大勢の人がご来場下さいまして誠にありがとうございました。

さて、今年の新作舞踊劇「宗春~ゆめのあと~」のテレビ放映日が決まりました。
スケジュールは以下の通りでございます。

・CBC
「宗春~ゆめのあと~」

9/23(日) AM2:35~

・NHK教育
芸能花舞台
「宗春~ゆめのあと~」

10/13(土) PM13:00~13:44

10/20(土) PM17:15~17:59

10/21(日) PM23:30~0:14

是非、名古屋に活況と繁栄を築いた宗春のパワーをテレビでもご覧になってください。

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2007年8月25日 (土)

お稽古もりあがっています

名古屋をどりの稽古も佳境に入っています。
特別ゲストの市川笑三郎さんも入っての稽古や、
衣裳合わせ、照明美術スタッフの打ち合わせ。
ドキュメンタリー作成のテレビスタッフ取材など、
出演者・関係者であふれ返る稽古場はつねに満杯。
あと二週間で、いよいよ、開幕です。
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2006年9月14日 (木)

テレビ放映

下記のように「名古屋をどり」テレビ放映があります。
ぜひご覧下さいませ!

「オルフェの詩」
・9月17日(日)深夜1:40〜 東海テレビ(愛知 岐阜 三重 静岡)

・10月21日(土) 13:00〜13:44 「芸能花舞台」NHK教育テレビ
・10月22日(日) 18:00〜18:44 「芸能花舞台」NHKデジタルハイビジョン
(全国放送)

「鬼火」
・9月24日(日)深夜2:00〜 CBCテレビ(愛知 岐阜 三重 静岡)

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2006年9月 5日 (火)

オルフェの詩 第5回 長唄担当・杵屋六春さん

Rokuharu
生音以外で唄うのは初めて!

 第2回で紹介した杵屋崇光さんの初の試み、同期バンド邦楽バージョンで唄を担当するのが杵屋六春さん。3歳で初舞台、その後、長唄を本格的に勉強するため東京芸術大学音楽部邦楽科に進学。卒業後も研鑽を積み、現在名古屋音楽大学邦楽科で講師を務める六春さんをもってしても、コンピューターとの共演は初めてのこと。手探り状態でのスタートは不安も多かったのでは。
「生音以外で唄うのは初の試みでしたが、最初からすごく楽しみでしたね。耳慣れないというか、長唄ではない曲の部分もたくさんありましたので、長唄の楽譜じゃない楽譜も読めるように勉強したり、あと声楽の先生のところにもお稽古に通いました。前回、「泉の姫」(2000年)に出させていただいた時は清元と長唄のジョイントで女性は3人おりましたが、今回、唄を担当する女性は私1人なので、高い声を出さなくてはいけないと思いまして、発声の仕方などもちょっと変えてみようかと、声楽の先生のところにもお稽古に伺いました。楽譜の勉強は名古屋音楽大学の教え子が幸いにもコーラスの中にいたので、彼女に譜面を取ってもらって、随分と助かりました」


唄にも耳を傾けてくださいね

 なんと勉強熱心な六春さん。しかし、彼女には楽しい時間だったようだ。
「楽しく、というとなんかヘンな感じですけど(笑)、準備させていただきました。こんな機会、なかなかないですからねぇ。伝統ある名古屋をどりの舞台に出させていただくだけでも光栄なことだし、勉強にもなるので“是非に!”とやらせていただきました。次も是非、声をかけていただけるよう、頑張ります!唄にもちょっと耳を傾けていただけたら、うれしいですね」

プロフィール
杵屋六春/長唄
杵屋六秋の娘として生まれ育ち、3歳で初舞台。東京芸術大学音楽部邦楽科に進学。浅見文子師、稀音家六治師に師事。同大学卒業後は一般企業に就職。しばらく長唄と二足のわらじを履くも、名古屋音楽大学に邦楽科が設立されたのを機に講師に就任。長唄と三味線を教える傍ら、母・杵屋六秋と親子競演の演奏会を開催。その他にも長唄や三味線の素晴らしさを広く知ってもらおうと、幼稚園から老人ホームまで精力的に演奏活動を行っている。

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オルフェの詩 第4回 オルフェ役・瀬戸内美八さん

再び男役ができて、うれしいです
Orpheous


 とにかくカッコイイのだ、瀬戸内オルフェは。歌を歌っても、踊りを踊っても、ピッタリとオルフェにハマる瀬戸内美八さん。さすがは元宝塚のトップスター。家元が考える“西川歌劇”をしっかりと体現化している。
「宝塚を退団してからも男役ができるのは、うれしいですねぇ。宝塚を辞めたらやっぱり、普通の女の人を演じることの方が多いですから。お話をいただいた時はうれしくって、“はい、やらせてください!!!ただし、日舞は自信ありません”と申し上げましたが(笑)、ありがたいことに右近先生の演出はものすごく丁寧なんですよ。私は先生のおっしゃることに近づけるよう努力するだけ。名古屋をどりは芸達者な方たちがたくさんいらっしゃるので、日本ものの下地があまりない私にはとても勉強になりますね。それと長く続いている公演だけあって、みなさんのチームワークがものすごくいいんですよ。私のような異色のものがポコッと入っても、ちゃんと受け入れてくださって、本当にありがたいことです」


自分が楽しまないといい舞台はできない

 毎日が楽しくて仕方がないといった様子の瀬戸内さん。
「歌ひとつにしても普通の音楽と違うので、それが難しいんだけど面白い。三味線の間って、洋楽とちょっと違うんですよね。それと、目上の方への礼儀とか日々の挨拶とか、久しぶりにお行儀のいい世界に身を置いているというのも心地いいですね。こんなに楽しくやらせていただいていいのかな、と思うほどです。でも、やっぱり自分が楽しまなきゃ、いい舞台はできないと思うんですよ。あと、家元のパワーには驚きましたね。踊りのフリをたったの2日でつけてしまったんですから。あのパワーにはビックリしました。私の頭は全部覚えられずに混乱してましたが(笑)、フリがついた後は逆にゆっくりと、みんなで和気あいあいと心安らかにお稽古ができて、よかったです」

プロフィール
瀬戸内美八/女優
宝塚歌劇団月組公演「日本の四季」「ファンタジア」で初舞台。「人魚姫」で初主演。「風と共に去りぬ」で星組トップスターに。その後、「小さな花がひらいた」「心中・恋の大和路」などに出演。1983年「オルフェウスの窓」を最後に退団。以後は徳島で「ダンススタジオひまわり」を主宰する一方、芸能活動にも積極的に取り組んでいる。「おさん茂兵衛」「阿修羅のごとく」など、宝塚OG公演、現役・OG合同公演などにも出演。

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2006年9月 3日 (日)

オルフェの詩  第3回 舞台美術担当・朝倉摂氏

人間、頭が柔らかくないとダメ

「名古屋をどりは鯉三郎先生の時からやらせていただいていて、毎年、楽しみにしているの」と語るのは、名古屋をどりで舞台美術を担当している朝倉摂氏。日本の舞台美術の第一人者である氏が名古屋をどりに初めて参加したのは、1965年の「雷」から。
Asakura
今回、昼の部で再演されている舞踊劇「鬼火」(1970年)は、布を使った斬新な舞台装置で、当時も大変な話題を呼んだが、この進取の精神は35年経った今も衰えることなく。「オルフェの詩」では物語の要となる、黄泉の国と現世の境を鏡で表現している。

「オルフェは黄泉の国と現実を行きつ戻りつするんですけど、この境をわかりやすく表現するにはどうしたらいいか考えた結果、鏡にしました。普通にはやりたくなかったし、見ていただく方々に“あっ!”と驚いてもらうと同時に“なるほど!”と納得してもらえたらなぁと思いまして。アイデアはすぐ浮かぶ時と、そうでない時がありますが、だいたい台本を読んでいるうちに浮かんできますね。でもね、一回浮かんでもやっていくうちに他にいいアイデアが出てきたら、先のはバァ~ッと捨てちゃいます(笑)。思いっきりがいいんです。ダメだと思ったらすぐにハサミを入れる。人間というのは、頭が柔らかくないとダメですよ」

Keikowithcostume

家元も私もなんでもやりたがるの(笑)

 柔軟な発想で名古屋をどりを支えてきた朝倉氏。「オルフェの詩」では、なんと愛・地球博で大活躍した1人乗り未来コンセプトビークル「ⅰ‐unit」も登場する。
Iunit

「これは家元のアイデア。家元も私も、なんでもやりたがる方なの。子どもと一緒(笑)。家元の新しいものをやろうという感覚は、日本舞踊をおやりになる人たちの中では非常に珍しいと思いますね。実験的なものも数多くやらせていただいて、名古屋をどりは楽しみな仕事のひとつです」


プロフィール
朝倉摂/舞台美術家・画家
舞台美術家
彫刻家朝倉文夫の長女として生まれ、1941年第4回新文展に初入選以後、‘53年に第3回上村松園賞受賞するなど画家として活躍。1960年代より舞台美術の仕事を始め、前衛劇からオペラまで幅広く活躍。55年「近松心中物語」「盟三五大切」などでテアトロ演劇賞、61年「にごり江」で芸術祭賞受賞。2003年には「シアター1010」の芸術監督就任。名古屋をどりの他に、「明治の柩」「リア王」「越前竹人形」「ヤマトタケル」なども。イラストレーター、装丁家としても活躍。

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2006年8月29日 (火)

オルフェの詩 第2回 作曲担当・村治崇光さん

新しいものを生み出したい!


 材は洋から取ったが、表現するのは和の踊り。立ち位置がまったく異なるこの二つを、西川歌劇に仕立て上げられるのは、この人をおいて他にいないーー杵屋崇光さん。名古屋をどりには1983年から参加。アメリカ公演にも同行している。杵屋さんは邦楽に現代感覚を取り入れ、名古屋をどりの他にもCMからアニメ、花組芝居、アテネ五輪・シンクロ日本チーム音楽制作など、多方面で作曲活動を展開。今回の「オルフェの詩」ではなんと、同期バンド邦楽バージョンに挑戦するという。
「バンドでコンピューターと同期しながら演奏するというのがありますが、それの和ものバージョンと考えていただいたらいいと思います。自分がロックの同期バンドをやっていたので、そのノウハウを伝統芸能の中に活かせたらと思ったんです。以前、新舞踊のための楽曲を収めたアルバムを2枚リリースした後にコンサートをやったんですが、その時は正直、失敗の連続で(苦笑)。今回、その不安が頭をもたげないことはないんですけど、失敗を恐れていたら新しいものは生まれませんからね。頑張ります!」
Takamits_kao

音楽で感動のお手伝いができたら…。

 新しいことにチャレンジするのは西川流の真骨頂だが、舞踊劇に合わせながら和ものの同期演奏というのはもしや前代未聞!?家元からも「そんなことができるの?」と質問されたそうだ。
「それまでやってきたことなどを紙に書いて説明したら、“それは面白そうだねぇ。是非、やってください”と言ってくださったんです。これはうれしかったですねぇ。これまで自主的に演奏したことはありましたが、作品として認めてくださったのは家元が初めてだったので、殊のほか、うれしかったです。と同時に、失敗は許されないと、責任の重さも感じています。サッカーで例えるなら、優勝以外はない!という覚悟で臨みます。まぁでも、保険の上にも保険をかけて、何が起こっても大丈夫なようにはしてあるので、安心してご覧になってくださいね。音楽でみなさんの感動のお手伝いができたらいいなぁと思っています。あとは千秋楽を迎えた時に、ビールがおいしく飲めていたら最高ですね(笑)」


プロフィール
杵屋崇光/作曲家
杵屋和四蔵の長男として生まれ、杵屋勝国、東音会・人間国宝・宮田哲男に師事。
東京芸術大学卒業後、歌舞伎、舞踊の舞台で活躍。1990年には“THE家元”としてデビュー。舞台「SANADA」(主演:光ゲンジ)音楽担当・出演。アニメ「THE八犬伝」主題歌作曲、宝酒造CM曲、YOSAKOIソーラン教材曲作曲、帝国劇場「西鶴一代女」音楽担当、花組芝居、宮本信子主演「OINARI」音楽担当、松井誠公演音楽担当、アテネ五輪・シンクロ日本チーム音楽制作、中村勘三郎他歌舞伎公演出演、名古屋をどりは‘83年より参加。アメリカ公演にも同行している。
Keiko_baongaku

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2006年8月25日 (金)

オルフェの詩 第1回 作者・有吉玉青さん

名古屋をどり・夜の部の目玉である「オルフェの詩」について、作者、作曲者、ゲストの方々に、「オルフェの詩」に込める想いを語ってもらった。

第1回
作者・有吉玉青さん
Photo


私からお願いしました。
 毎年、意表を衝く新作舞踊劇を発表している名古屋をどり公演。昨年の漂白の俳人・種田山頭火を題材にした「風の中ゆく」のおどりとせりふのセッションにも驚かされたが、今年は作家・有吉玉青さんが有名なギリシャ神話“オルフェ”を舞踊劇に書き下ろすとのこと。黄泉の国から妻を連れ戻す途中、「決して振り向かない」という約束を破り、妻を再び失ってしまった悲しい男の話はつとに有名だが、これを作家の有吉玉青さんが日本舞踊劇に仕立てるのは、ちょっと意外な気がしないでもない。
「“オルフェ”で書かせていただけませんでしょうかとお願いしたのは、実は私の方からなんです。2年程前に書き下ろしのお話をいただいて、勉強させていただくつもりでお引き受けをして、そこから何がいいかと考えた時に浮かんだのが、“オルフェ”でした。“オルフェ”は物を書く仕事に就くずっと以前から、いつかは自分の“オルフェ”を作ってみたいと思っていた憧れの作品で、あの振り返りたいけど、振り返れないというのが、日本舞踊にすると良いのではないかと思ったんです。それで家元にお願いをして、ご快諾をいただいたのですが、最初に思いついていたのはそれだけ(笑)。舞踊劇を書くのは初めてのことなので、いろいろと勉強をさせていただくつもりで取り組みました」

素敵な体験をさせていただきました!
ギリシャ神話の中でもとりわけ人間味溢れる“オルフェ”の話は、洋の東西を問わず、映画や舞台などで取り上げられているが、今回、名古屋をどりの「オルフェの詩」では元宝塚のトップスター・瀬戸内美八さんをゲストに迎え、踊りと歌を交えた“西川歌劇”に仕上がっている。
「自分が書いたものに音楽が付き、振りが付き、演出が付くとこうなるのかと、最初に拝見させていただいた時は、驚きと感動でいっぱいでした。今回、すべてが初めての経験で、いろいろと勉強させていただきました。でも、どちらかというと勉強というより、ワクワク体験をさせていただいたと言った方がいいかもしれませんね(笑)。憧れていた神話を元に作らせていただいて、本当にありがとうございます。幕が開くのが楽しみです」

有吉玉青
作家 1963年東京生まれ
早稲田大学文学部哲学科、東京大学文学部美学藝術学科卒。
ニューヨーク大学大学院演劇学科修了。
90年、母・佐和子との日々を綴った「身がわり」により坪田譲治文学賞を受賞。
著書に小説「キャベツの新生活」「車掌さんの恋」「月とシャンパン」、エッセイ「ニューヨーク空間」「お茶席の冒険」「雛を包む」など多数。
西川流では、母・有吉佐和子が舞踊劇を書き下ろしており、二代に渡る縁。

ギリシャ神話「オルフェ」とは。
竪琴の名人オルフェは美しい妻の死を諦めきれず、その後を追って黄泉の国へ。「妻を返して欲しい」と願って奏でる素晴らしい竪琴に感動した黄泉の国王の妻の説得もあり、国王は特別に「地上に戻るまで振り返ってはならぬ」という条件のもとに妻を連れ帰ることを許す。だが、心配と疑心からオルフェは帰り道の途中で振り返ってしまい、妻を永遠に失うことに。

その他の「オルフェ」作品
・ ヴェネチア国際映画祭においてジャン・コクトーが監督を務めた「オルフェ」(1950年)が国際評論家賞に。
・ オルフェの物語をリオデジャネイロを舞台に翻案したヴィニシウス・ヂ・モライスの戯曲は'56年に舞台初演。3年後に「黒いオルフェ」というフランス映画にもなり、カンヌ映画祭のパルムドールとアカデミー外国語映画賞を受賞。
→この「黒いオルフェ」は1999年、監督カルロス・ヂエギスが設定を現代に置き換えて映画化している。
・日本では宝塚歌劇団が1950年代のパリを舞台に置き換えて描いた作品「螺旋のオルフェ」として上演している。
・ オペラもあります。1609年、モンテヴェルディ作曲「オルフェーオ」、18世紀、グルックの作曲で「オルフェオとエウリディーチェ」。後者は、日本で初めて上演されたオペラ。
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