2006年9月11日 (月)

その四 普段は温度で着る

Q:よそいきの着物についてはアウトラインが掴めました。ありがとうございます。素敵なお着物でショッピングをしているまさ子さまをお見かけしたことがありますが、普段の着物ライフはどんな感じなのでしょう?教えて!まさ子さま!
「正式な場所にはしきたり通りに着て行きますが、そうじゃない場合は暑い時など、5月から単衣を着てしまいます。その時の工夫としては、パッと見た目に単衣とわからないような素材を選ぶこと。色合いも濃いものを着るようにしています。反対に真夏の暑い時期は、涼しげに見える薄い色を着ます。これは見た目のためというもありますが、自分自身のためでもあるんですよ。着物は自分の目にも入りますからね。薄い色合いを着ていると気分的にも涼しくなれます。残暑厳しい9月などは濃い目の透け感の少ない夏物を着る、というように、普段の生活では温度で着ていますね。暑さ対策としては、普段はステテコをはいています。もちろん、ブランドものですけどね(笑)。汗を吸ってくれるし、踊るときにも足さばきがいいんですよ。舞踏家はものすごく汗かきますからね。着付けはね、長時間着ていてもつらくないように、お腹のところに幅広の伊達締めをしています。これは締めるというよりも、あてる感覚ですね。基本的には体に近いものは緩く着る、これがコツです。手が入るぐらいにゆったりと着ますけど、腰ひもだけと帯はキチッと締めます」

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2006年9月10日 (日)

その参 準備は怠りなく!

Q:着物はまず、清潔第一!その他に気をつけることがあれば、教えて!まさ子さま!

「着物の基本中の基本は、シワにならずにたたむことですね。シワの入った着物ほど恥ずかしいものはないと思うんですよ。だから、私は折りジワがつかないように、次に出した時にさっと着られるように、細心の注意を払ってたたんでいます。私の母も丁寧にたたんでしまっていますね。あと、恥ずかしいといえば、長襦袢と着物の袖が合っていないのもダメですね。私の場合、母から譲り受けたものは裄が違うので、必ず直してから着ています。前もって準備をするというのは、着物もそうですけど、何事においても基本だと思いますね。その他、外出する際は替え足袋を持っていきます。伝線しているストッキングをはいているのが恥ずかしいように、汚れた足袋をはいているのも恥ずかしいので、外に出る時は替え足袋を持っていきます。ストッキングのようにコンビニで売っていませんからね、足袋は(笑)。マイ足袋を持っていると、急な雨降りにも対応できていいですよ」
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その弐 着物は清潔感が大事!

Q:名古屋をどりは9月2日からの開催なので、単衣の着物ということになりますね。
「今は9月の中頃までは絽でもいいと思いますよ。単衣もね、6月の単衣と9月の単衣では微妙に違います。6月の単衣は冬から夏に向かっているので、単衣向きの帯もあるけれど、夏帯をしても良いです。逆に9月の単衣は夏から冬に向かっているので、冬向きの帯でもOKです。衿も6月は夏向きに、9月は冬向きにするとオシャレですね。衿は柄ものや刺繍ものなどありますが、観劇など正統な場所には清楚な感じの白衿がいいと思います。刺繍の衿は上等ですけど、よそいきにはならないんですよ」

Q:刺繍が施してある衿はゴージャスな感じがして、観劇にピッタリかと思いましたが、白衿が一番良いんですね。
「そう、真っ白な衿が一番です。単衣を着る頃は中途半端に暑かったりするので、うっかり汗などで衿を汚してしまうことがありますので、気をつけてくださいね。どんなに上等な衿でも汗で黄ばんでいるのはいただけません。うちの祖父と祖母も“衿と袖口、帯上げと帯しめはいつもキレイにしなさい”とよく言っていました。いくら良いものを着ていても、衿や袖口など、各所が汚れていては着物の価値も下がってしまうと思います」

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2006年9月 8日 (金)

西川流ファンの部屋・番外編 教えて!まさ子さま! ~名古屋セレブに教わるきもの道、おんな道~

“観劇はやっぱり、お着物よねぇ”と思いながら、今年の名古屋をどりもまた、洋服で鑑賞してしまった、という人も多いのでは…。
「私を含め、多くの方がお着物には憧れているけど、わからないことがたくさんありすぎて、なかなか着るところまでには至らないんですよねぇ」と、当ブログ担当ライターが嘆いているのを聞いていたまさ子さま、「ワタクシの知っている範囲でよければ、お教えしましょうか」と。
小さい時から日常的にお着物を着てみえる、名古屋セレブのまさ子さまが、直々に着物指南をしてくださるとは!!!
これをコーナーにしないテはない!と、急遽、ブログ番外編として「教えて!まさ子さま!~名古屋セレブに教わるきもの道、おんな道~」を開設することに。
みなさま、メモのご用意を(ふるっ)。

その壱
ルールを守ってこそ、セレブ

Q:まずは基本中の基本。着物の約束事について教えて、まさ子さま!
「日本には四季がありますので、季節によって着物も種類が違ってきます。一般的に、10月から翌年の5月までは袷(あわせ)、6月と9月は単衣(ひとえ)、7月と8月は薄物(うすもの)というように分かれています。袷とは裏地のついている着物のことで、単衣は袷と同じ生地で裏地のないもの、薄物は絽(ろ)とか紗(しゃ)とか羅(ら)と呼ばれる、透けた着物のことを言います」
Q:最近、雑誌の中には浴衣の下に長襦袢を着せて“よそいきの装い”とし、観劇などにも出かけられる、と書いていますが、それはどうですか?浴衣がよそいきになれば、手軽かなとも思いますが。
「浴衣の下に長襦袢を着るのは着ている本人も暑いだろうし、また見た目も暑苦しいんじゃないかと思いますね。衿をつけて正統っぽい感じがするけど、浴衣はそもそもが湯上りに着る、パジャマみたいなものだから、観劇などは避けた方がいいと思いますね。いくらファッショナブルな柄であっても浴衣は浴衣ですから。やっぱり、なんでもそうですけど、崩していい部分と崩したらつまらなくなってしまう部分とがあると思うんですよ。ルールを守ってこそセレブじゃないかと思いますね。ルールを知らないのは、にわかセレブですよ。私の知り合いの方々もみな、小さい頃からルールをキチンと守っています。昔、日本を代表するようなお嬢様のお宅に踊りを教えに行っていたことがあったんですが、そのお嬢様は普段はとってもカジュアルな装いをしてみえるんですよ。本当、驚くほどカジュアルなの。だけど、お子様のことで外出なさるとなると一変。バリッとスーツを着て、スカーフの使い方もオシャレで、それはそれは素敵なんです。海外での暮らしも長い方だったから、自然とTPOが身についていたんでしょうね」
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名古屋をどりで見かけた、素敵な着物美人


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